代謝は熱ですから直接的に計測できる量ではありません。すべて「推定」するしかありません。

１．手軽に推定するなら、基礎代謝測定サイトに行って自分の「年齢・性別・身長・体重」を入力します。これであなたの「年齢・性別・身長・体重」に対応した基礎代謝が得られます。ただこれだとあなたの筋肉量などは一切考慮されないことになります。

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２．体重計によってはあなたの身体のインピーダンスから基礎代謝を「推定」できるものがあります。ただし測定しているモノはあくまでもインピーダンス(簡単に言えばあなたの身体の電気抵抗)です。このインピーダンスとあなたの年齢・性別・身長を入力すると、体重計のマイコンが記憶している基礎代謝過去データの中から、もっとも条件に近い基礎代謝が引っ張り出されてきて、それがあなたの代謝となります。ちなみに体重は体重計ですからその場で計ったものが用いられます。

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なおインピーダンスは身体の水分量が変われば変わります。たくさんの水を飲んだ直後や、運動で大量の汗を発汗した状態で測定するとその影響を受けます。ボク個人はこの測定方法にはかなりいい加減な印象があります。ボクは体重の割に体脂肪率が低いので、いつもものすごい高い基礎代謝値がはじき出されます。

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３．少しでも直接的にあなた個人の基礎代謝をどうしても求めたい、ということならば、代謝量測定機(ガスマスクのような機器)を装着して、ゴロゴロ寝っ転がって測定してもらいます。現実に測定できるのはあなたが排出する「二酸化炭素の量」です。代謝はこの「二酸化炭素の量」から「推測」するのです。二酸化炭素は体内で炭素と酸素が燃焼により結合して発生します。炭素は脂肪や炭水化物(糖)、蛋白質の分子に含まれています。これらの分子が燃焼する際に二酸化炭素と熱が発生するのです。この熱の総和が「代謝」です。

実は脂肪や炭水化物、蛋白質それぞれで燃焼時に発生する熱は異なります。よって本当は二酸化炭素の量なんか調べても体内で何が燃えてその二酸化炭素が発生したのかまでは分かりませんから、正確な熱量は得られないのですが、そこでまたまた「推定」が入ります。

何が燃えて二酸化炭素が発生したのか、まで突き止める方法も実はあります。同位体を用いた測定方法です。自然界にあまり存在しない特別な炭素を脂肪や炭水化物、蛋白質に組み込んでおいてこれを摂取し、あなたの身体からこの炭素が二酸化炭素に組み込まれて出てきたら、その特別な脂肪や炭水化物、蛋白質が燃えた、と判断する方法もあります。

あなた個人が手軽にできるのは１．と２．まででしょうね� �３．はかなり大変です。お金もかかります。